新築時の外構工事の依頼先の決め方
外構に関する質問も結構多いです。
・いい感じのカーポートないですか?
・庭っていりますか?
・外構って後からでもいいっしょ?
・オススメフェンスは?
・あのうねうねフェンスの樹種は?寸法教えてー
とか色んな声が届きます。
という事で先日こんなツイートをしました。
建築をされた会社に外構を頼むほうが良いと思います
1、予算的な事を最初から考慮できた家の計画も出来る。
2、庭と家のつながりを考えた設計をしてもらうことが出来る
3、引渡しと同時に庭も完成している。入居後すると結構たいへん。庭を考えた設計をしてもうメリットは大。 https://t.co/pr4zPhNLuM
— クオホーム🏡住宅選びの教科書 (@quohome) 2019年7月7日
建築をされた会社に外構を頼むほうが良いと思います
1、予算的な事を最初から考慮できた家の計画も出来る。
2、庭と家のつながりを考えた設計をしてもらうことが出来る
3、引渡しと同時に庭も完成している。入居後すると結構たいへん。
庭を考えた設計をしてもうメリットは大
でも一番多い悩みは先ほどの悩みです。
誰に頼めば?どうやって探せばよいですか?
という質問が一番多いです。
結論から話をすると
「探す必要はないと思います。建築を頼まれた会社に依頼する事を考えましょう」という事です。
「ハウスメーカーの外構のセンスがわからないから不安」
「ハウスメーカーに外構頼むと高くなるやんか・・・」
と言われる方が多いの事実です。
でもそれ以上にメリットの方が大きいですし、設計の時点でやっぱり外構まで考えておかれる方が圧倒的に良い家になります。
もう少し具体的にその辺りを解説したいと思います。
目次
新築時の外構工事の依頼先の決め方
新築時に外構を考える事はとても重要です。
そんなツイートをするすとこんなコメントを頂きました。
ハウスメーカーには利益が薄いので外構をあまりやりたがらないところが多いと聞きましたが、実際どうなんでしょう?
外構部分もちゃんと含めて、設計・提案してくれる会社にお願いしたいですね。— もやし炒めない (@moya2shi) July 7, 2019
外構部分もちゃんと含めて、設計・提案してくれる会社にお願いしたいですね。
業界の大先輩オガスタ新潟の相模社長からも辛辣なコメントを笑
加えて言うならば、外構のこと分からない住宅屋には頼まないほうがいいです。だって利他の心が無い。 引きこもって自分の室内だけが良くなればいいと思っているから。 周りの家の建ち方なども見ないで設計するタイプです。 https://t.co/7cltRRmHwj
— 相模 稔|オーガニックスタジオ新潟の社長 (@m_sagami) July 8, 2019
だって利他の心が無い。
引きこもって自分の室内だけが良くなればいいと思っているから。
周りの家の建ち方なども見ないで設計するタイプです。
去年まではこんな感じだったかも?庭の提案まで手が回っていなかったのが正直な所ですm(_ _)m
実際にまだまだ庭(エクステリア)まで提案できる会社は少ないと思います。
特に「営業マン」がいる会社は営業マンが外構まできっちり提案してくるところは少ないのではないでしょうか?
なぜなら「成績と関係ない」 からですね。※個人調べ
ここが一番の問題かとは思いますが、、、家と庭が切り離された設計をされる事が住まい手にとっても非常に勿体無い事になっていきます。ですので家と庭はセットで「住まい方」を提案してもらうような流れに業界的になっていくべきだと感じます。
では家と庭を同時に考える時の注意点をさらに深掘りしたいと思います。
外構を最初から予算に組み込む
家づくりを考えると資金計画を立てますよね。
その時にしっっかりと建築コストと一緒に外構まで含めて計画するのは工務店の仕事です。
その予算の組み方は以下です。
土地をすでにお持ちの方は・・・
土地から購入される方は・・・
この時点で「外構は予算に入れない」建築会社もあります。
「外構費用は別です」「住んでからゆっくり考えられては?」などと言わる事もあります。
この発言は「あせらずいろいろな外構屋さんをゆっくり探してみては?」という親切心からくる話ではありません。
この真意は「資金計画の予算として外構(庭)に取られるのは建築コストが下がるのが嫌」とういうのが真意です。
後は単純に「めんどくさい」。
サラリーマンの営業さんだと「外構を契約しても成績にはならない」「請負金額が減ると会社の成績が悪くなるので外構は知らん顔」っていうのが本心にあります。
なので結構そんな発想の工務店さんや営業さんは設計段階で庭を考えた設計は取りれる事は一切考えていないという事になります。
家と庭は別物。という発想になります。
そうなると土地の価値は下がります。
使えない庭になったり家が建ってるただのスペースに成り下がります。
なんともったいない事でしょう。
部屋から見える景色を考えた外構(庭)を依頼する
家を考える際はすべてはトータルバランスです。
敷地(土地)に幾ら?建築に幾ら?庭のしつらえに幾ら?これが全部整って「家庭」が成立します。
トータルでバランスよく予算配分をするために設計からずいぶん考えておかないと後で困りますし、
何よりリビングや家の中から見えた景色を意識するだけで家の中にいる風景は変わってきます。
想像してください。
せっかくリビングに窓を取るのであればその先も考えた設計が可能であれば一緒に考えてもらう事をオススメ致します。
そうしないと・・・
・リビングの大きい掃出し窓の前にはドンとカーポートが置かれてしまう。
・生活空間から良い借景が得られてもそれを無視した設計になります。
リビングの窓からいつも車のお尻が見えるのは寂しくないですか?
借景を意識する事も非常に需要です。
借景とは?
敷地から一番良く見えるところがあるのであれば窓(開口部)をつくる事で外構費用を掛けなくてもいい景色をお借りする事が出来ますよ。一番安上がりで良いと思います。
新築外構工事は引渡時に完成してた方が楽。
建築と外構を切り離すと、建物が完成時には外構が出来てないケースが多いです。引渡しが終わってとりあえず引っ越しをする。その後外構屋さんを探すというのはタイミング的にちょっと遅いかなって思います。
引越し後にゆっくり時間を掛けて外構を探すのは良いのですが、いざ工事が始まると外構工事中に自分の車を停めるスペースが無く困ります。
家の周りを住みながらずっとごそごそされるのでやはり気も使いますしね。
建築と、外構工事が一緒になっていると建築工事中に早めに段取り出来る箇所があれば前もって工事に入ることも出来ます。駐車場のスペースも建築の外工事が終わったタイミングで工程を組む事も出来る場合が多いのでお引渡しと同時に庭も駐車スペースなども完成していますので気持ちよく住む事が可能ですね。
建築工事と一緒に考えている前もって排水計画や水やりようの水道の位置も含めて前もって計画する事も場合によっては可能になりますので綺麗に収める事も可能になります。
新築外構工事を工務店に頼む時の注意点
ここは1点だけです。
設計時の早いタイミングで「外構も一緒にお願いする意思を伝える」という事です。
その時にしっかりと建築コストと庭コストを明確にしてもらって設計を始めてもらう事をオススメします。そうする事で設計士の中に「予算管理」の意識が出てきます。
最終的に頼むか?結局他で頼むかは?最終的に全部の予算が出たタイミングで決定すると良いと思います。
「家と庭とのつながりはあるか?」
「家が主役となり、それを演出してくれる庭になったのか?」
などを判断してみてください。
そこがしっかりと抑えられているのであればOKではないでしょうか?
家の設計士さんの意識レベルが求められますが、家と庭は切っても切れない関係がさらに明確になるよな住宅を提案する事によってよりよい「家庭」が地に根付くのではないでしょうか?
新築時の外構は工務店にどうやって頼むべきか?
ハウスメーカーによっては外構費用もしっかりと利益を取ってるところもあるでしょう。
しかし、家と庭がセットで計画できるタイミングは設計の時だけであり、そこは設計者の技量だと思います。
「敷地を読み取り、家と庭を考えて住まい、暮らしを設計する」
これが出来でる設計者や工務店、建築会社が理想ですね。