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一条工務店は平屋が得意なのか?平屋が不得意な建築会社はないという話

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2011年から工務店運営をしています。SNSやメルマガで情報発信の傍らボチボチと更新している個人ブログ。内容はすべて個人的見解です。 趣味:ネットサーフィン、カメラ、、キャンプ、バイク、旅行。

先日こんなツイートをしました。

「ウチ、平屋が得意なんです!!!!」 っていうハウスメーカーってどんなメーカー??

逆に「平屋が不得意」なんていうメーカーあるのかな?

何を持って【得意】【不得意】って いう判断なのでしょうか??

わかります?先日ご来店されたお客様が言われていました。

某ハウスメーカーの営業さんが「平屋は得意で、今月決算なんで契約してくださいm(_ _)mm(_ _)m」と言われたそうです。

 

ドン引きしたのは言うまでもなくです。

このツイートをしたところこんなコメントが↓

そういや、一条工務店で平家が得意なんです!て言われたなw

業界は違いますが、営業マンとしてこのセリフは身に覚えありまくり(笑) 得意=受注したい=実績多い、もしくは利益率高い、のどちらかでしたねー! 不得意はもちろんないです😋

 

結論から言うと「平屋が得意な建築会社や不得意な建築会社ない」です。

実際に平屋の得意不得意についてもう少し考えてました。

 

目次

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一条工務店は平屋が得意なのか?平屋が不得意な建築会社はないという話

 

メルマガにもこんな記載をしました↓

平屋が得意な会社ってなんなんでしょう。 多分ハウスメーカーさんの場合は 商品パックとして平屋の商品を 持ってるっていう事ぐらいの あさーーーい話なんですかね。

それを得意と言われてしまうと 工務店は俄然不利笑 少人数で運営してる工務店なんかは ほぼ不得意の分類。弊社も然り。

でも全然平屋も出来ますし、 好きですし、得意。

もちろんそんな工務店は 山ほどあるでしょう。 だから平屋が得意か不得意か? そんな会社あるのか?と言われると 「ない」という答え。

その会社の設計者次第では ないでしょうか?という感じかな?

平屋にした時に注意して おかないと行けない点や、 平屋で高断熱を考えている 建築会社の見極める「質問」は お伝えしておきました。

この質問をすると平屋で 高気密高断熱をしっかりと 考えているか?どうかは分かると 思いますよ。っていう質問。

こんな感じでメルマガをお送りしました。

そうなんですよ。

平屋は得意ですの意味がよくわからないです。確かにハウスメーカーはプレゼンするための本部から与えられる武器は素晴らしいですから、非常にわかりやすく平屋の商品シリーズみたいなのがあればスマートにサッとご提案できますからね。

それを得意!と言われたそうですか。としか言いようがないです。

 

平屋が得意な工務店はあるのか?

一方小さい工務店はどうか?

 

「できますよ」の一言・・・。これ私もその部類です(汗)

もちろん過去に施工事例もありますし。何度も設計していますが、中々それをうまく伝えるのって難しいでよね。

モデルハウスが平屋だったらオーナー様からみるとわかりやすいのかも知れませんが。ただ、平屋と2階建てのモデルハウスでも間取りは違えどそれ以外特別何も変わらないようには思います。

その為に、2階建てのモデルハウスと平屋のモデルハウスの2棟を建てれるような工務店さんは中々ないでしょうね。それはもはや中堅ビルダーになります。

中々難しいと思います。

平屋が得意だからと言うとは基本設計パック=プラン集があってその中から選ぶことができる。

これを得意と言うのか?平屋の家の標準仕様たるものがきまっているのか?

そのあたりは謎です。

「弊社平屋が得意です」と言われた方はぜひ

「そのこころは?・・・」とぜひ理由を聞いてください。そして教えてください。

平屋で高気密高断熱な家を設計できるか?を見極めるポイント

ではせっかくなので平屋で高気密高断熱の家も踏まえて平屋を設計してくれるのか?を見極めるポイントを一つだけお話します。

それは「屋根の断熱材」です。

当然平屋だと屋根の面積が増えますよね。

30坪の総二階の家だと屋根の面積は15坪分。
平屋だと屋根の面積は30坪分。

 

屋根の面積が圧倒的に増えます。※その為にコストも高くなります。

屋根面積が増えると夏に屋根に当たる日射取得量が通常の倍になります。

夏の日当たり

こんな感じになります。

 

つまり夏は南面からの熱量もさることながら、屋根からの伝わる熱量が異常に多いです。

と言ってもこのあたりは理科でならう話ですね。

基本に立ち返ると屋根の断熱性能は夏場に非常に効果的になります。

 

平屋の二階が暑い理由は屋根の断熱材が薄い

平屋の二階が暑い理由は屋根の断熱が弱いからです。

ではどうすればよいのか?

「屋根の断熱を増やしましょう」

これが重要です。

夏場の快適性能がグッと変わりますよ。

ではどれくらい断熱材が必要でしょうか?

もちろん断熱材は厚ければ厚いほうが良いです。

一応目安基準としてお伝えしおくと・・・

「壁の断熱材の厚み(性能)の2倍は欲しい」※最低ライン

とお伝えしたいところです。

理想は3倍(性能値)って感じです。

壁が内断熱だと断熱材の厚みは105〜120だと思います。
そうなると屋根の断熱は210〜240になります。

それぐらいは欲しいなぁと思っています。

平屋で夏が暑い家にしない為の質問事項

なので平屋で快適な家を検討されたい場合に確認すること・・・

 

まとめ▼

「屋根の断熱材の厚み(性能)はどれくらいですか?」と聞いてください。

その答えが「屋根の断熱材と同じ。又はちょっとだけ厚い」という返答だった場合は

「その断熱材を2倍(3倍でも)にする事は可能でしょうしょうか?」とさらに突っ込んで聞いてみてください。

 

その時の担当者(会社)の答えにそっと耳を傾けてください。

「大丈夫ですよ。確かに平屋なので断熱材は厚いほうが効果的ですよね」という前向きな答えなのか?

「いや、できますけど、意味ないですよ」とか「いやーちょっと出来ませんし、今で十分夏も涼しいですよ」という答えなのか?

これだけで大体見極めが出来ます。

平屋が得意な会社(設計者)なのかは。いや高気密高断熱に意識がある設計者なのか?ってわかります。

2階建てでも屋根の断熱材の厚み(性能値)は重要ですのでそこにコミットしてるかで大体わかります。

その辺をじっくりと聞いてみてください。

このブログをプロが見ると対策されてしまうかもですが(汗)

他にもたくさん確認しておくべき事があります。

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平屋を建てる時の注意点を解説しています

せっかくなのでおしゃれな平屋を建てたい!とか平屋のメリット、デメリットをしっかりと確認したい方はこちらの記事を見ておきましょう^^

姫路で平屋の住宅をおしゃれに建てるなら?間取りを考えよう。

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平屋のメリットデメリットを動画でも色々語っています

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