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間取りシミュレーションアプ【間取りtouch+】は本当に使えるのか?

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2011年から工務店運営をしています。SNSやメルマガで情報発信の傍らボチボチと更新している個人ブログ。内容はすべて個人的見解です。 趣味:ネットサーフィン、カメラ、、キャンプ、バイク、旅行。

間取りを考えたいけど、何度も書き直したり絵を描くのは大変そう…。

そんな悩みをお持ちではありませんか?
間取りを考えるには、専門家のアドバイスや図面など、必要なものが揃っていないと実践できないとお考えの方も多いでしょう。
最近はとても便利で面白い時代になりましたね。スマートフォンがあれば、誰でも手軽に間取りを作成する事が可能になったのです。
様々な間取りシミュレーションアプリがありますが、今回は使い勝手の良いおすすめアプリ【間取りtouch+】について解説していきたいと思います。
こんなに便利なアプリがあるのに使わないのはもったいない!

アプリ初心者の方のために、丁寧に【間取りtouch+】の使い方をご紹介します!
メリットや便利さを知って、ぜひスムーズな間取りの構想に役立ててくださいね。

 

目次

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無料間取りシミュレーションアプリ【間取りtouch+】とは?

間取りシミュレーションアプリ【間取りtouch+】とは、部屋の形やサイズそして家具の位置など、頭の中にあるイメージを図面として作成できるアプリです。
図面を書くなんて、建築士でなければ難しいだろうというイメージがあります。
しかしこのアプリを使えば、誰でも自由な発想で間取りを作成・修正出来てしまのです。
しかもそれが全て無料でできます。その使い方を解説します。

間取りtouch+の使い方

では実際に間取りtouch+の使い方を説明していきます。

 

使い方①ダウンロード~アプリの開始まで

まずはアプリをダウンロードします。
アプリのダウンロードできたら、アプリをひらきます。

アプリを開くと操作方法を確認する画面が出ますが、こちらは少し説明書としては簡略化されすぎています。
ですので、一旦閉じるを選択していただいて問題ありません。

こちらはあとからヘルプを確認すればいつでも参照することができます。
メイン画面の「ヘルプを見る」をクリックし、チュートリアルという箇所を選択すれば先ほどの操作方法画面に進みます。

ヘルプ内には他にも、アプリの操作に関する一通りの手順が載っています。

基本的な操作というよりは、全般的な操作の説明ですので、今回はこちらの記事でまず初級の動きを確認してみましょう。

使い方②新規作成~部屋の設定

それでは、早速間取りを作るための作業を開始します。
まずはメイン画面の新規作成ボタンを押して、お部屋の設定から行います。

お部屋の設定画面に移ります。

ここではお部屋の広さ、床色そして床のパターンを設定することができます。
もしお部屋の細かい設定は後で行うということでしたら、このままOKを押して進んで問題ありません。
念のため細かく説明していきます。

お部屋の広さを設定する

まずはお部屋の広さを設定します。
始め、お部屋の広さの単位が「sf」という見慣れないものであることに気が付きます。
この単位は「広さ」のタブをクリックすることで変えられますが、一度sfの単位から離れると帖か㎡しか選べなくなるようなので、もし後からsfに戻るようであれば新規作成からとなります。
sfは平方フィートという単位ですが、帖か㎡の方が日本人は見慣れているので使いやすいでしょう。
自分が広さを想像するときにパッと思い浮かぶ方を選択してみてください。
ここでは帖を選択します。
数値も、帖という単位に合わせて変更します。
ここでは8帖のお部屋を想定してみます。小数点第一位まで入力します。

内寸と外寸を考えることが大切

実際に建築などで間取り図に記載されているのは、910㎜である尺モジュールというサイズ方式です。
1辺が910㎜である正方形で区切る考え方です。

尺モジュールが2個組み合わさることで畳1枚分となります。
しかしこの尺モジュールの910㎜とは実際の広さではなく、壁の中心どうしを結んだ線の長さを指していることをご存知でしたか?
尺モジュール自体がなじみのない言葉ですから、910㎜がどこまでの長さをさしているかなんて気が付きませんよね。
これがいわゆる内寸表示といいます。
そのまま実際のお部屋内の広さだと考えて家具の配置など考えると、後から修正しなければならないこともありますので注意が必要です。
内寸表示に関しては、後程レイアウトのコーナーで確認していきましょう。

お部屋の床色を設定する

お部屋の広さ設定が終わったら、次は床色設定を行います。
写真6


床色は、お部屋のイメージにとって非常に重要ですよね。
あまりカラフルな床色を選択することはないかもしれませんが、このアプリでは29種類から床色を選択することができます。
自分のイメージに合わせた床色を選択しましょう。
ここでは無難にクリーム色を設定します。
写真8

床パターンを設定する

お部屋の基本設定の最後は、床パターンを選ぶことです。

ここでは34種類の豊富な床パターンからお気に入りを選択できます。
写真9


普段床パターンへの知識がなくても、自分の好みで自由に選ぶことができるバリエーションがあるのは嬉しいですね。
ひとまず自分の家の床パターンと同じものを選んで、設定してみることにします。
ここまで終わればお部屋の基本的な設定が終了です。
OKをクリックして次に進みます。

使い方③家のレイアウトを決める

ここまではひとつのお部屋の設定を決めてきましたが、次は家全体のレイアウトを設定することになります。
写真10


部屋という小さな区画から部屋全体をイメージするのは、かなり初心者には難易度が高いですよね。
まずは継ぎはぎのようなデザインになってもいいので、細かい箇所から少しずつ進めてみましょう。

補足・途中でデータを保存する場合は

家全体のレイアウトを考えていくのは時間のかかる作業です。
途中で作業を中断する際には、データの保存を行います。
レイアウトの画面に入ると、ホームという項目が画面の左上に出てきます。


そちらをクリックすると、保存しますかというポップアップが表示されます。

はいを押すと、名前をつけて保存する画面に切り替わります。

長く作業すると疲れてしまい良いアイディアが浮かばなくなってしまいますので、適保存して休憩しながら進めましょう。

補足・内寸表示を確認する

先ほどご説明した通り、内寸表示は実際の部屋の広さではありません。
私たちが図面から普段5帖だとか考えている部屋も、実は壁の厚みなどでやや内面のサイズは小さくなっています。
このトリックに惑わされないために、内寸で表示という設定をオフにすることも可能です。
全体図でどこもクリックしていない状態になると、「表示」と書かれたボタンが下のタブに出てきます。

表示画面に入って「内寸で表示」という項目のチェックを外すことで、内寸表示から外寸表示に切り替わります。

細かな採寸は本格的な家の設計をする際には、改めて図面を作成する必要があるので気にしないという方はチェックを入れたままでも問題ありません。
一方本格的な仕事や自分で家を建てることを検討されている方には、1㎜の差も重要になりますので内寸表示を外した方が賢明かもしれませんね。

レイアウトの変更をする

レイアウト画面に入ると、初めに自分で設定した以外の部屋もセットされています。
これは部屋というより、各空間と捉えて頂く方がわかりやすいかもしれません。
ただの部屋だけではなくキッチンや浴室、トイレといった環境に作り変えることができる区切りです。
あまりにも部屋が多くイメージができないという場合は、まず部屋を削除してしまっても問題ありません。
部屋の削除方法は、各部屋をクリックして選択すると下のバーに「編集」と「削除」という2つのボダンが出てきますので、削除を押して終了です。

部屋の削除ができました。

それでは部屋のレイアウトを考えますので、変更したい部屋をクリックして編集に進みます。

部屋のレイアウトを変える

お部屋の編集画面はこのようになっています。

下のタブには設備、構造、家具、シンボル、設定の項目があります。
それぞれ開いてみましょう。
設備は、このようになっています。

構造はこのような感じです。

ここでは下り階段をつけてみましょう。下り階段だけでもこのようにたくさんの種類があります。下り階段006を選択してみましょう。


アイテム自体の編集は、アイテムをクリックしてさらに編集ボタンを押します。

アイテムが拡大されますので、設定を押します。

設定画面では、大きさなどを編集できます。ここでは回転させてみます。

色々試してみましょう。

家具も置けます。


適当に選んでみますが、厚みの変更はわざわざ設定画面まで入らなくても可能です。
例えばこれはテレビを設置していますが、テレビの1辺を選択するとこのように赤色になり、この個所を動かすことで自由に幅を変えることができるのです。

ソファなどもおいて部屋らしくなりました。

シンボルは、ダウンライトや空調など設置ができます。

この部屋の構造だと、階段を上がってきたときに明かりがあると便利ですのでダウンライトを階段付近に設置してみます。

このような手順で部屋を作成しました。

部屋に別空間をくっつけてみる

さらに部屋だけではなく、廊下やリビングといったジャンルで間取りを広げることができます。
ワンルームの家なら別ですが、それでもトイレやお風呂は必要です。
一軒家となれば、廊下や窓の配置も重要になります。
お部屋に別空間をくっつけるには先ほどの部屋を編集する画面で、片方の壁をクリックします。

ここで、下のタブにある「部屋」というボタンをクリックしてみましょう。
すると、部屋を内側に配置するのか外側に配置するのかという選択肢が現れます。
外側を選択します。

すると洋室、和室、DKなどずらっと種類が出てきます。
ここでは廊下を新しく作ってみましょう。

このように、部屋から繋がる廊下が新たに出来ました。

さらにこの廊下を編集してみましょう。
廊下をクリックして編集画面に進みます。

片面の壁をクリックします。
ここで、「建具」という項目を選択すると、窓かドアを設置することができます。

窓にも様々な種類がありますが、出窓を選択します。

出窓が設置されました。反対側の壁側にも新しい設備をつけましょう。
反対側の壁をクリックし編集します。

今度はドアをつけてみます。
ドアにもたくさんの種類があるので室内ドアを選択します。

さらに室内ドアもジャンルが豊富なので、開き方なども鑑みて選びましょう。

ドアが設置されました。

場所とサイズを調整します。
ドアの先には何か空間が必要ですね。ということでまたしてもドア側の壁を編集し、今度は「部屋」のボタンをクリックします。

部屋を内側か外側につけるかという選択肢なので、外側につけます。

ここには、トイレを設置することにしましょう。

トイレにもまた沢山の種類があり迷ってしまいますが、構図的にデッドスペースが作られないように考えます。

そしてトイレの位置を扉に合うように微調整すれば完成です。

ここまではほんの一例ですので、使い方に慣れてきたら自分だけの間取りをアレンジしてみましょう。

 

無料版 間取りtouch+で出来ること

ここまで、簡単に操作の仕方をご紹介してきましたが、まだまだこのアプリの機能はあります。
ここで間取りtouch+で出来ることをまとめてご紹介します。

 

部屋の作成、家全体のレイアウトが可能

これまでご紹介したように間取りtouch+では、部屋の寸法から家全体の細かい寸法まで設定できます。
そしてその部屋の家具を配置した間取りを設定したり、また家全体のレイアウトも可能です。
廊下や玄関まで作れてしまうアプリなのでとても優秀ですよね。
しかもこれが無料で誰でも使えるアプリだなんて驚きです。
間取りtouch+では一通りの間取り作成が可能です。

存在する建物の見取り図にもなる

間取りtouchプラスは新しく構想を練るためだけでなく、現在ある建物の構図を作るのにも便利なんです。
友達に自分の家の間取りを紹介したいときに、間取りtouch+を使用すれば簡単に間取りが作成できます。
また不動産企業では働いている方は物件をサイトに載せるのに役立ちますね。
新たな間取りの作成だけではなく、現在ある間取りを再現することにも役立ちます。

サンプルから間取りを作成することが可能

自分で想像する間取りがあっても、ゼロからそれを再現することを考えると少し面倒に感じる人もいるかもしれません。
しかし間取りtouch+では、なんとサンプルから間取りを作成することができるのです。
ホーム画面で「サンプルから作成」のタブを選択します。

すると非常に多くのサンプルリストが現れます。

きっと自分のイメージに近いサンプルが見つかるはずです。
サンプルから作成するのであれば、大体の間取りも整っているので簡単ですね。
間取りtouch+では、無料で間取りのサンプルが提供されています。

作成した図面を画像として保存できる

間取りtouch+では作成した図面を保存して、他の人と共有することが可能です。
家族でレイアウトを考えたいとき、画像として送って修正点や希望を確認し合えたら便利ですよね。
カラーなのでより実際の生活などもイメージしやすくなるでしょう。
手順としては、全体の編集画面で「出力」というボタンをクリックします。

すると、画像出力やメールで送付といった項目が出てきますので、必要に応じてデータの保存が可能となります。

間取りの編集過程を保存しておくことで、変更した点があっても過去の図面を参照することもできますね。
間取りtouch+を使って、作成した図面を画像として保存しちゃいましょう。

無料版 間取りtouch+で出来ないこと

間取りtouch+では、間取りを作成する全工程を無料で楽しむことができます。
しかしそんなアプリにも、あと少し!と思ってっしまうような機能の改善ポイントがあります。

図面の共有編集ができない

先ほど間取りtouchプラスでできることとして、編集した画面を画像としてダウンロードできることをお伝えしました。
しかし、実際に編集している画面を共有することができないのです。
もし共有が可能であれば、誰かが編集したものを確認した人がすぐに修正点えお反映できます。
画像の共有はできても編集の共有ができないところが、少し物足りなさを感じるところです。

androidでは使用できない

そもそもこのアプリ、iPhoneのみでしか取り扱いがなくandroidではダウンロードすることができないのです。
もし主体となる機器がiPhoneでない場合には、別のiPhoneやiPhoneに関連した機器でのダウンロードをすることでアプリを使用できます。

パソコンでは編集できない

間取りtouch+はandroidで編集できないことに加え、パソコンでの使用も負荷となっています。
iPhoneでしか提供できないサービスですので、操作性にやや扱いにくさを感じてしまう部分があります。
特にサイズの編集や、小さな箇所の選択・編集は、iPhoneだとかなり時間と労力が必要になります。
視力に自信がない方にも向かない点ではあります。
間取りtouch+はパソコンで操作できないので、細やかな作業がニガテな方には扱いにづらい面があります。

間取りtouch+の評判は?

間取りtouch+を使った方々の評判はどうなのでしょうか?
SNSでは様々な声が聞かれています。
間取りtouch+を使うことで実際の建築に関わる図面の作成に役立つといった評価や、引っ越しの前に今持っている家具の配置を考える際に便利だという前向きな評価が多く書かれていました。
新築の間取りで悩んでいる方が、自分で考えた間取りを担当者に送ったうえでアドバイスをもらうとった効率的な間取り計画にも使われています。
また、存在しない建物の間取りを考えて楽しんでいる人など様々いらっしゃるようです。
反対に、家具のバリエーションが少ないので本当に形式のイメージしか出来ないといった声や、使い方が少し複雑で慣れるまでに時間がかかるといった声が挙がっていました。
いずれにしても、無料で図を作成できてしまうアプリとして多くの人に重宝されているようです。

【まとめ】間取りシミュレーションアプ【間取りtouch+】は本当に使えるのか?

今回は、間取りtouch+という無料で間取りが作成できるアプリをご紹介しました。
以前のバージョンでは有料と無料でサービス内容を分けていたそうですが、今は無料一択で統一されているようです。
新しい家の間取りで悩んでいる方はもちろん、単に空想の間取りを作って楽しむこともできちゃいます。
新しい家具をどのように今の部屋に配置するのかといったことも、間取りtouch+があれば細かな採寸でイメージがしやすくなりますね。
家具のサイズや配置で間違えることもなくなりそうです。
使えるのはiPhone関連機器のみですので、その点にはご注意くださいね。
ぜひ間取りtouch+というアプリのご利用をおすすめします!

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2011年から工務店運営をしています。SNSやメルマガで情報発信の傍らボチボチと更新している個人ブログ。内容はすべて個人的見解です。 趣味:ネットサーフィン、カメラ、、キャンプ、バイク、旅行。




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